・出来上がってみて。
今回のアルミケース加工。
やってみると、いろいろ問題点が出てきます。



ケース自体の厚みは50㎜。
表側のこのリブは20㎜、厚み、形状共に少しずつ変えてあります。
一番薄いリブは、先端0.5ミリ-勾配1.0°です。
細かく見ていけば多々ありますが、それなりに出来上がっています。
樹脂と違い、こんな細いリブでも問題なく加工できる点が
さすがアルミです。

これが内側です。
手前側の低いリブは15㎜、表側同様にしっかり加工できています。

奥の高いリブ、高さ40㎜、厚み、勾配を変えて、何パターンか加工しました。
しかし、画像右側から2-3本目のリブは、先端から10から15㎜ほどのところで折れてしまっています。
先端0.5㎜ 表側の高さ20㎜のリブと同じですが
こちらは高さが40㎜、勾配0.5° 勾配が少ない分、厚みが薄くなり
高さも倍になることにより、強度の低下が影響して、加工には至りませんでした。
さらに右側から4本目のリブも同じ条件ですが、こちらはリブの長さが60㎜あります。
このリブは、折れずに加工が出来ています。(少し欠けましたが。)
折れたリブは、10、15、20、35㎜のサイズです。
短い分、加工時のビビリに耐え切らなかったようです。
そのほかは、思った以上にきれいに加工出来ています。
高さ40㎜のリブであれば、先端1.0㎜、勾配1.0° のものが加工可能
と、いうことが分かりました。
・加工して分かる事。
リブの間隔は狭く、当然太い刃具では加工できません。
細い刃具を使うのですが、一回に切削する厚みを多くすると刃具が破損し
厚みを少なくすると、加工時間が大幅に増えてしまいます。
思いがけないところで、刃具が破損していることもありました。
こうして、出来上がりを見るだけでは分からないですが
常日頃、樹脂を加工している側からすると、分からない事だらけです。
加工機に加工させるときの条件ひとつとってみても、少し多めに削るだけで
刃具は折れてしまいます。
今までのように、樹脂を加工しているのであれば、問題なく加工できるところがアルミでは、そうはいきませんでした。
・これを踏まえて。
実際、この形状を鋳物で作成するとなると、型は出来ても
いろいろな要因で、鋳物にするのが難しくなってきます。
鋳物で出来ない形状を、加工で出来るようになれば
今後、今までとは違う仕事に生かせていけると思います。
この先、もっと様々な形状の加工に挑戦して
加工の巾を広げて生きたいと思います。

早川 健仁

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