アルミ直彫りの加工部品は、無垢材からの削り出しのため内質に気泡、ピンホール等が無い均質な部品に加工出来るので航空機の部品に、多く採用されてます。
ただし、無垢の塊からの加工になるため、切削時間の兼ね合いもあり大きい刃物を使用することになります。
すると、品物には刃物径分のRが付くことになり、小さい部品になると思ったような形状にならない可能性も出てきます。
当然、細かい形状になれば、それを加工するために小さい刃物が必要になります。小さい刃物での加工は、材質が固くなるほど、刃物に負荷がかかり破損する恐れが出てきます。
鋳物の木型を作成する場合、木型を反転した鋳型が抜けやすくなるように抜き勾配というものを付けます。
この抜き勾配があると、加工時に刃物と形状が接する面積を小さくすることが出き、刃物の負荷を減らせることができます。
その分、時間は多めに掛かることになりますが、細かい形状まで削り出すことができるようになります。
カミテックで常日頃行っている、木型を作成するのに必要なノウハウがここで生かされてきます。
当社では、CADデータの作成、編集も自社内で行っていますので加工に応じた形状の変更も可能です。
勾配の指示のない2D図面、支給データ等に勾配を付与することにより加工が出来るようになるかも知れません。
データ作成から加工まで、自社作成ならではの臨機応変な対応が可能です。
他にも
- 部分的にRを変更したい。
- 必要な箇所だけ、細かい形状にしたい。
- 加工時間短縮のため、形状の追加をしたい。
など、ご要望に沿った形状のご提案、データの変更、編集作業等も承っています。
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神谷和典
愛知県碧南市で鋳物用の木型を加工しているカミテックの社長です。
私は創業者でかねてからものづくりがしたくこの道に進みました。
型製作はものづくりの第一歩です。そんなものづくりの事や現場の事、当社の事をちょっとでも知っていただくために発信しています。
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