早川 健仁

知らぬ間にもう20年以上働いていました。

この仕事を始めるきっかけ

ぼくは、この会社に中途採用で入りました。前職は電気工事関係の現場管理をして、その後、制御盤の製造をしている会社に転職をしました。制御盤の会社では主に設計業務を行っていました。
ふとある時に病気になってしまいしばらく会社を休むことになってしまいました。病気も治りその会社に戻った時にはすでに別のスタッフさんが自分の業務を引き継いでいて自分の居場所がない。
このままここにいていいのだろうか?と思っていた時に、今の社長と出会いました。
社長とは別の団体でご一緒する機会が何度かあり、ちょくちょくぼくのことを気にかけてくれていて。ちょうどそのタイミングでもその時の現状の話をしたら、「そんならうちに来いよ」って言ってくれました。
そんなことがきっかけで私はカミテックに入ることになりました。

ぼくが24年続いた理由

仕事そのものも嫌いじゃない。というよりもむしろ好きになった。
毎日、同じことの繰り返しじゃなく、常に何かを考えながら仕事しているので退屈じゃないんですよね。
それと後は、人間関係ですかね。もともと社長の人柄に惚れて入社しましたしとてもアットホームな感じで居心地がいいんですよ。
だから知らぬ間に時が経ち、気づいたら24年になってました。

やっぱりものづくりがおもしろい

最初はノミとカンナですよ。

今でこそ、コンピュータからデータ送ると加工機が勝手にある程度のところまで削ってくれるけど、昔は本当にノミとカンナだけで作ってましたね。
もともと図画工作は好きだったので、この作業自体が面白かった。
彫刻家じゃないですけど、お客さんの求めているものを形として作り上げる。
納期のない時は大変でしたけど出来上がった時の感覚は今とは比べものにならないくらい感動しました。
今ではほとんど機械による加工がメインになってますが、その時の経験は今でも役立ってます。

製造業って単純作業に見えるけど、この仕事は結構クリエイティブ

ただ同じものをひたすら作るっていう単純作業じゃなく。常に何かを考えながらやっているんですよ。
CAD/CAMで設計する時なんかもここをカットするにはどうしたらいいかとか、どうしたら効率化するのかとかね。
加工機もすべて自動でできるわけでないので仕上げの段階では手作業が入ったりするわけですが、やっぱり人の手が必要になってくるわけですから。
ほんとに昔のあの時代の経験が今でも役に立ってます。
頭を使う仕事って時間が経つのも早い。1日なんてあっという間に過ぎていきますよ。

EDITOR'S VOICE

真面目そうに見えて、やっぱり真面目な人でした。

ぼく(EDITOR)と4つ違いの早川さん。ぼくはヘアースタイルもチャラチャラしてるけど、早川さんは角刈り?
ぼくの第一印象は完全に「職人気質な人」。
そんな早川さんへのインタビューでも見た目の印象通りの感じでした。
ものづくりのへの熱い想いがひしひしと感じてきました。
そして、「これから働く若い子になにかメッセージはないですか?」って質問を投げかけた時、答えていただいたのは、
とにかく人それぞれ特徴っていうか性格があって、やっぱり自分の性格にあった仕事をしなければ長続きはしない。
そしてやっぱり仕事が楽しいってことが一番大事かなってずっと思ってます。
っておしゃってました。
うちには、頭を使う仕事もあれば体を使う仕事もある。
ものづくりが好きな人ならとてもいい職場環境だと思いますよ。
って語ってくれました。

私生活について聞いてみました。

早川さんに私生活について聞いてみました。
早川さんには現在大学生と高校生のお子さんが2人いて、もう子育ても終盤を迎えて今は自分の時間が結構あるそうですが、これといって特に趣味もなく休みの日は家でゴロゴロしているそうです。
でも、仕事が充実しているのでこれでいいかなって思ってるらしいです。
仕事が趣味になるって最高だなって思いました。