スマホスタンドを作ってみました。

カミテックの業務内容からして
なかなか一般の方たちに興味を持って頂く事は難しく
いかに耳目を集めるか?
悩ましい問題です。

世の中に登場して10年程経過した、スマートフォン。
さまざまな場面で話題に上がることも多く、たくさんの人達が持っている事もあり
この辺りと絡めて見るのもいいのでは?
と、安易な考えでもありますが
以前は、こんなものを作ったことがあります。

木製のスマホケース。
ご要望通りの文字を掘り込むことが可能です!
なんてものを作った事もあります。

そんなこんなで、今回はスマホスタンド。
スマホを置いて音楽を流せば、簡易スピーカーになるものです。
最近は100均のお店などにもあります。

webやインスタなどの写真を参考に
いろいろなタイプを作ってみました。

箱型。

外観はただの箱のようですが、内側にスピーカーのような
エンクロージャーを設けて、音が順々に広がって行くようになっています。
構造に手間が掛かっている分、音質は悪くないです。

ホーン型。

構造は単純ですが、音質は良かったです。

もう少し手を加えると、さらに良くなると思います。

ホーン型(その2)。

上のホーン型と基本の考え方は同じですが、構造が凝っています。

凝った分、音質が良くなったかというと、それほどではなかったです。

正面縦型。

三枚の板を重ね併せた構造になっていて、真ん中の板にエンクロージャーを設けてあります。
外観にそれほど制限がないので、見た目のデザインに手が加え易いです。
ただ、形も構造も凝っていますが、音質が良くなく改良すべき点が多々あります。

バー型。

形も構造も、一番シンプルで気に入っていますが

音が両側に広がってしまうため、小さい音では音質の変化が分かり辛いのが難点です。

ホーン箱型。

この形が、一番期待をしていたのですがそれほどの効果は得られませんでした。もっと大きいホーンにすればよかったと思います。

それぞれ形が違うように、聞こえてくる音質も異なります。
作ってみると、ここはこうしたほうがいいのでは?
と、いろいろなアイデア浮かんできます。

趣味で作るには、とても楽しい作業になるのでしょうが
これを仕事として、商品として出す場合
どの辺りを落としどころとするのかは、難しい点です。
自分で作るのはとても楽しいのですが
では、これを買いますか?
と、聞かれると・・・・。
もっと、音質にこだわって品質も上げて行かないと
商品にはならなさそうです。
(こういったものを購入する人達は、どの程度の音を期待して買っていくのでしょうか?)

今回は手加工にて作成をしています。
作った物の断面などの見てもらいたいときは
基本的には作ったものを切断するしかなさそうですが
3D-CADを使える強みで、さっとデータ化して
断面などを見てもらうことが出来ます。
こんなところにも、仕事で培った技術が生かされています。

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早川 健仁

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